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魔族と人と、、、

第2章 であい




ヒューニンザ帝国 首都ヒュマ

魔法塔 マキアの自室


「ねぇ……さっきのドレスでいいわよ。」

「いけません!マキア様!」

「お食事会なのですよね?」

「それもミへーラフィ家代表としての!」

自室の着替えるための仕切りの中で、2人の中年女性と若い女性1人の3人に囲まれて様々なドレスをマキアに当てながらマキアの発言に反論する

ロボルーラ家のメイドの、ベテランのナアコとアケミ
若いがセンスのあるシズがマキアの為にと立候補して、クイトに連れてきてもらったのだ。

「確かにミへーラフィ侯爵家代表だけど、兄様たちも養父様も別の予定があるからで…」

「ミへーラフィ家は、マキア様だけだとしても代表なのですよ!」

「侯爵令嬢としての品と可憐さを見せつけるのです!!」

「いや、それは社交場みたいなパーティでいいって…」

「それはまた別のスタイルを考えてますから!」

「考えてるのね……」

「はい!!」と大きな声で返事をするナアコとアケミとシズに耳を痛く感じながら、何か言おうとするマキアに仕切りを挟んで反対側にいるクイト

「諦めるんだよ。マキア。我が家は適齢期の女はいないんだ。妹は着飾るには少し幼いからね。」

「クイト……だからって、ずっとロボルーラ家のメイドを借りるわけにはいかないわ。伯爵にも迷惑かけるし」

「あ、そこは大丈夫!立候補したその3人は外交会終わるまでずーっと支度関連はやってくれるのは父さんも大賛成なんだよ。」

「伯爵が??なんで??」

「んー……父さん曰く、大事な侯爵令嬢の着飾りをしたというのも名誉だし。僕の上司だからいつも世話になってる恩返しだってね。」

そうキャピッとした反応のクイトにマキアはハァとため息が出る
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