第2章 であい
ズイキのマキアへの態度
ザハヤの無関心さ
腕を組みマキアを睨むジリュウ
その3人の態度に眉間に皺を寄せるギルヴァ
(あれが娘や妹にする態度か??)
そう思い、何か胸の辺りにイラ立ちを感じた。
ズイキがそんなことより!と話を続ける
「デビアン帝国の皆様の滞在場所ですが、ミへーラフィ侯爵家所有の最高級ホテルへご案内させていただきます!!皇太子ご夫婦はご希望でしたら、ヒューニンザ帝国の城にも特別なお部屋のご用意できますがいかがでしょう??」
そう聞くズイキに、ガエテ皇太子は軽く首を横に振り
「幹部や兵達と同じホテルをお願いしたい。」
「かしこまりました!!では、マキア!」
「はい。」
「お前が案内しなさい。」
「え?」
「え?じゃない!滞在サポート担当だろ!さっさとしなさい。」
そう言われたマキアは一礼し
「かしこまりました。では、馬車へお戻りください。案内させていただきます。」
「あ、ミへーラフィ侯爵令嬢!レンヒとギルヴァは騎竜に乗るのでもいいかな??」
そう聞くガエテ皇太子に頷いたマキア
「もちろんです。降りていただいた兵の皆様も騎竜へお乗り下さい。」
「ミへーラフィ侯爵令嬢は我が国の馬車に乗りますか?」
「いえ…お気遣いありがとうございますが……私には…」
そう言うマキアの足元に黄金色の魔法陣が展開され召喚されたレライ
その召喚にギルヴァ以外は、おお!!っと声が上がった。
ズイキはフンっと満足そうに鼻を鳴らし
ザハヤは軽くため息をつき
ジリュウは舌打ちをする
他の野次馬になってるヒューニンザ帝国の国民が、わぁ!!と歓声をあげる。