第2章 であい
予想していた時間より1時間近く遅くになってヒューニンザ帝国の首都ヒュマに着いて
ヒュマの街に入る為の大きな門を通ったデビアン帝国一行
門入って直ぐに、ヒューニンザ帝国軍を後ろに従えた頭を下げている人間達の前にデビアン帝国の馬車が止まる。
レンヒとギルヴァが騎竜から降りて、馬車の扉の前を左右に立ち、レンヒが扉を開けると…
ガエテ皇太子が先に降りた
ガエテのエスコートによりエマリビア皇太子妃も降りて
レンヒがエスコートしてビィナが最後に降りた。
デビアン帝国の重要賓客の前に頭を下げていたのは、
シルバーのスーツ姿で1番前に立つマキアの養父であるズイキ
シルバー色のジャケットに紺色のズボンのスーツの義兄のザハヤがズイキの左側
紺色にシルバーのストライプ柄のスーツの義兄のジリュウがズイキの右側にいた
「遠い所からよく参ってくださいました!デビアン帝国の皆様!!皆様のご案内の担当となったミへーラフィ侯爵家でございます。私は当主のズイキでございます!!」
外向けの高めの声で挨拶をして両手を広げて膝を曲げた礼をしたズイキ
ズイキの言葉に頷くガエテ皇太子
「出迎えに感謝します。デビアン帝国の皇太子であるガエテ:キグ:ヴァリタリアです。こちらは妻のエマリビア」
自己紹介の後に一礼したガエテ皇太子は、エマリビア皇太子妃を紹介し、それに合わせてエマリビア皇太子妃は一礼した。
「あとは、我が国の幹部を3人連れてきました。」
そう言ったガエテ皇太子に合わせて、ビィナが一礼して
「魔法陣・魔法書物庁長官のビィナ:ネクラーノアですわ。」
次に一礼したのはレンヒ
「レンヒ:シクロスキーです。魔法武具庁の長官です。よろしく。」
そして最後に1歩前に出たギルヴァは、深く一礼して身体を起こすと右腕を左胸にドンドン!と2回叩いた
その様子に驚きと恐怖を少なからず見せたズイキ含め、ザハヤとジリュウ
「デビアン帝国軍を纏めている大将軍のギルヴァ:ガイベルドだ。」