第2章 であい
20分の空の距離を5分で戻ってきたマキアは魔法塔にウィンファルコンが到着して、降りると…クイトが走ってきた。
「マキア?本当に連絡のあった通りなの?」
「移動しながら連絡したのよ?嘘つくはずはないわ。もう来るまで2時間半を切ってるのよ。家には連絡したわ。あの人達が間に合うかは知らないけど、せめて私だけとなっても迎えなきゃ!」
そう話しながら早歩きで魔塔の廊下を歩いていき、執務室とは別の自室を貰ってるマキアは、自室へ行くとクイトも入ってきて
「せっかく明日の為にとメイクをうちのメイドに頼もうと思ったのに!今から呼ぶ??」
「そんな時間ないでしょ?」
「いや!呼ぶだけ呼ぶよ!父さんに言えば送ってくれるさ!」
「あっ!ちょ!クイト!!」
呼び止めようとしたマキアだが、クイトは部屋から出てってしまった。
とりあえず着替えないと思いながら、ウォークインクローゼットの中に入る。
窮屈なドレスは嫌だが……迎え入れるには文句は言ってられない。
「仕方ないわね……」
軽く溜め息つきながら、服を脱ぎ始めたマキア
それから30分もしないで、ロボルーラ家のメイドを担いできたクイトに驚いたのだった……