第12章 たこく
ギルヴァの言葉に微笑みながら頷くマキア
そんな2人が楽しく踊っているのを…
それぞれの人物達が見ていた。
ミへーラフィ侯爵当主であるズイキは、睨みながら見ていて
ミへーラフィ侯爵夫人であるレジーヌは、優しく見守っていて
ヒューニンザ帝国軍所属で大佐でありシギーハ男爵家のリュウラは、ジッとマキアだけを見ていて
聖クルセミア教会のオディアス教皇は、司教達と一緒に他のダンスする各国達も含めて笑顔で見ていて
そして……
会場の端の方にて
遠くから銀色のドームの方を見ている4人の男女
「父さん……その顔…我慢してる意味ないと思うよ?」
「だって………マキアが……」
呆れながら、水色のハンカチを中年男性に渡す若い男性
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ルーヴィル・シンディ
シンディ男爵家当主
マキアの実父
蜂蜜色のクセのあるフワフワの短髪
白い肌
緑色に少し茶色が入った瞳の色
筋肉質で細身
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ルルヤ・シンディ
シンディ男爵家の長男
マキアの弟
ピシッとセットされてるが
毛先はフワフワとクセのある蜂蜜色の短髪
白い肌にラベンダー色の瞳で、体型は細身
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ルーヴィルは、ルルヤからハンカチを受け取り口元を押さえる
目には少しでも動いたら零れてしまいそうに涙を溜めていた。
「マキアの事を見れて…安心するのは分かりますが…
ルーヴィル。
貴方はシンディ男爵家の当主なのよ…
しっかりしてください。」
ルーヴィルに注意したのは、
シンディ男爵夫人である…リンア・シンディであり…
「そうよ。しっかりしてよ。お父様
私の結婚式もたくさん泣いていたけど…
マキアは、パートナーであるガイベルド大将軍と踊ってるだけよ?」
呆れながら、リンアに続いて言う若い女性がいた。
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アンネ・ポセラフィム
シンディ男爵家の長女
エルフのポセラフィム侯爵と結婚し、侯爵夫人
毛先がパステルブルー色で全体は蜂蜜色の髪はヘアセットに纏められてる。
白い肌にラベンダー色の瞳
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