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魔族と人と、、、

第12章 たこく





「これでいいのでしょうか??」


「あぁ……これでいい。
そのまま腕に手を置いてろ」


マキアに答えたギルヴァ



すると



=♪♪〜♪〜ジャン!!♪♪


曲のサビのところで演奏が揃って大きくなった瞬間




「きゃっ!」

ギルヴァはマキアの腰を持ち、

マキアのことを軽々と高く持ち上げて

持ち上げたまま…回ったのだ

回ったことにより、マキアのドレスが揺れる




他の各国の者たちはしていなく

マキアとギルヴァのペアだけがやったのだ。




「おぉ!!」
「綺麗!」
「素敵だわ!!」


ドームの外側にいる参加者達から拍手と歓声が上がる





「楽しんでるわね。ガエテ」

「いいね…」

安心したような笑みを浮かべるエマリビア皇太子妃とガエテ皇太子



「あら、やるわね。」

「お?いいじゃん!」

ターンをしながら笑顔で頷いているビィナとレンヒ





他の各国の者たちも驚くも

それを見たからこそ

それぞれが各国オリジナルのペアダンスになった。






ストン…と降ろしてもらい足が床につくマキア

何回も瞬きをしながら、ギルヴァのことを見上げる


ギルヴァはニッと笑う


「顔の緊張が取れたな。」

「びっ…くりしました……」

「曲に合わせて持ち上げるのを、
前に舞踏会でやってるのを見かけてな。
それで、やってみたわけだ。意外と簡単に出来るもんだな。」

「簡単と言いますが……
衣装と装飾もあって重さありましたよ?」

「マキアはもとが軽いから問題ない。」

「もう……本当に……」

少し呆れながらもマキアはクスクスと笑う

ギルヴァもクククッと笑い

「笑った方がいい。ステップも問題ねぇよ。」

「えっ?……あっ……そういえば…」



いつの間にか…

固さがあったステップが軽やかに楽しく踊れていた。




ギルヴァとマキアは片手を軽く握りながら

マキアがターンを2回する

それによりドレスがふんわりと拡がる


ペアの体勢へと戻る


「楽しくなってきました。」

「それは良かった。俺も楽しいよ。」


マキアとギルヴァは笑顔でお互い見つめ合う



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