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魔族と人と、、、

第12章 たこく




マキア、ギルヴァ、ビィナ、レンヒの4人は、
デビアン帝国の護衛騎士の案内により…

ダンスエリアの最前列にいた
ガエテ皇太子とエマリビア皇太子妃の所へ辿り着いた。


「あっ!やっと来たわね……
幹部の3人が居なくなってどうするのよ??」

エマリビア皇太子妃が呆れながらの言う


マキアが経緯を簡単に話そうと口を開いたが…

ビィナに手を引かれたマキア

ビィナとマキアの前に、レンヒとギルヴァが立つ


「いやぁ……久しぶりというのもあって…
挨拶に疲れちゃいましたよ……」

レンヒは苦笑しながら話す


「堅苦しいから会場から出て、気分転換してたんだ。
俺がこういう場が苦手なの…分かってるだろ??
お2人みたいに、慣れてないんだよ…
エマリビア皇太子妃、ガエテ皇太子…」

気だるそうに話すギルヴァ


「俺らだけが会場から出てたら、
ビィナとマキアに迷惑掛けるから連れて行ったんだ。悪かったよ。」

話しながら、後ろにいるビィナとマキアに軽く見て笑みを浮かべるギルヴァ






「ギルヴァ様…」

「大丈夫。男2人に任せちゃいましょ。
さっきの事(リサンド魔法塔長とのやり取り)は、
立場的に言わない方がいいわ。」

マキアにだけ聞こえる声でビィナが説明してくれた

「でも……」

「いいから。戻ってきたから大丈夫よ。」

申し訳なさそうなマキアに…
大丈夫。大丈夫。と言い続けるビィナ





エマリビア皇太子妃は、ギルヴァの気だるさに呆れたまま

「皇族だから慣れてるって……公務の1つなのよ。もう…」


ガエテ皇太子は、後ろに隠れてるマキアとビィナの様子が見えてクスクスと笑いながら

「エマリビア…いいじゃないか。
ちょうどいいところに戻ってきたんだ。
気分転換したなら、また4人は一緒に頑張ろうか??」

エマリビア皇太子妃は、ガエテ皇太子の言葉を聞き…

「まぁ……そうね。間に合って良かったわ。」


「一緒に頑張るとか……間に合ったとか……何言って…」

ギルヴァは言い終わる前にダンスエリアの方を見る


ダンスエリアの各方面の最前列には、それぞれの国の代表と関係者がペアでいた。


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