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魔族と人と、、、

第11章 かいかいぱーてぃー




リサンドは、軽く首を傾げながら
今度は茶色と青色の2つを魔法陣を展開させ腕輪を囲み

腕輪の周りには水滴と土の小さな欠片が浮遊しているが……

腕輪は何の変化がない。


「えぇ!?嘘!!」

驚きながらリサンドは、
腕を上げて物理的に外そうにも外せない腕輪

「なっ……何をしたの?!クイト!?」


「よっ!しゃぁぁぁ!!」

リサンドの問いに、クイトが両手を上げて喜び

「やった!!やったよ!!マキア!!」

クイトが手を出して、それにハイタッチするマキア

2人で笑顔を見せる

「耐えてくれなきゃ困るわよ。クイト…」

喜びを跳ねて表現しながら、

マキアに…だよな!!と答えるクイト


「マキアも手伝ったの?!」

「手伝ったというか……制作許可と、試験運用を受けました。」

微笑みながらのマキア

それを聞いたリサンドが、目を閉じて
腕輪に更に魔力込めようとした時に、

マキアは声を掛ける

「やめた方がいいですよ。
外そうとするために、魔法展開を属性2つの時点で
結構な魔力を持ってかれてるのは……
リサも分かってますよね。
その状態で3つの属性魔法を展開したら…
反動で身体に逆流しちゃって衝撃が凄いですよ。」

リサンドは説明を聞き、
魔力を込めるのを止めてマキアの方に顔を向けて

「まさか……マキア…貴女……」

リサンドの質問しようとしたタイミングで


マキアは両肩が後ろに引かれて体勢を崩すも

ギルヴァが後ろで支えながらマキアを見下ろし


「3つの属性魔法の同時展開を、魔力限界値までしたのか!?
…いつやったんだ??!」

語気強めで聞いてきたギルヴァ

覇気が強くなっており、その場がピリつく


喜んでいたクイトは覇気により驚き戸惑い。

リサンドも覇気に緊張しながら顔が真剣になる。

話を聞いていたビィナとレンヒは、覇気を強めたことに呆れながらも何も言わずにいる。


聞かれたマキアはギルヴァを見上げながら優しく微笑み

「大丈夫ですよ。
試験運用で確かに3つ属性魔法を魔力限界値まで展開しました。
腕輪が耐えきれず破損し、
魔力の逆流があり、衝撃で飛びはしましたが…
レライに待機してもらって、助けて貰いました。」


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