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魔族と人と、、、

第11章 かいかいぱーてぃー




ギルヴァの覇気を感じはするも
マキアは話しながら
両肩にあるギルヴァの手に優しく触れる

「大きな試験運用をしたのは、2ヶ月半前です。
その後も軽くはやってました。
内容が内容だけに…
ご心配かけるような発言をして、すみません。
本当に大丈夫ですから……ギルヴァ様…」

ギルヴァはマキアの説明に大きく溜息をつき

優しくマキアの両肩を両手で撫でるギルヴァ

「スマン……そりゃ…俺と知り合う前の事だよな。
魔法塔の所属なら当たり前の仕事か……
つい……想像したら……な……」

謝罪しながらバツ悪そうな顔をするギルヴァに

マキアは顔を横に振り

「心配してくれてありがとうございます。
反対の立場でしたら、私も同じ気持ちになりますわ。
だから、ギルヴァ様は謝らなくていいのです。」

「……そうか……怪我しなくて良かったよ。」

「クイト卿は、私の補佐としては
勿体ないくらいの優秀な人なのです。
腕は確かですよ。信じてますから……ね?」

そう説明しながら、クイトに顔を向けてウィンクするマキア

「勿体ないって……
魔法塔で残り物だった僕を受け入れてくれた…
ミへーラフィ侯爵令嬢に今でも感謝だよ?
信じてくれるの嬉しいよ……でも…
ガイベルド大将軍に心配かけてしまい
僕から謝罪します。申し訳ありません。」

頭を下げるクイト

「いや……心配性な面を見せてしまった…覇気も申し訳ない。」

ギルヴァも謝罪し覇気はいつの間にか治まってた。




「逆流も吹き飛ぶのも困るわよ……まったく…
これ、位置表示がメインなのに、こだわりすぎでしょ?クイト」

腕輪がある手首を動かしながら呆れるリサンド

「腕輪が解除されない所を、こだわっただけですよ。
他の魔法は使えますから不便は無いはずです。
心配しなくても大丈夫ですよー!
開会パーティーでリサンド魔法塔長の役目が終わったら、解除しますから…」

「……役目??……何よそれ?…」

クイトの説明に聞き返すリサンド


マキアはギルヴァの前に居ながらリサンドに向けて微笑み

「お手紙を読んだなら…忘れたとは言わせませんよ?
リサンド魔法塔長…」

リサンドは目を逸らすも、マキアは話を続ける


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