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魔族と人と、、、

第11章 かいかいぱーてぃー




この世界で、魔族とエルフが主に行う…スヴァガル

スヴァガルについて話すのは、基本的にパートナーだけが多い。

説明するために、スヴァガル経験者である友人や家族が話すことはあるが……

内容を公に話すことは無い。



それを聞いていたマキアは、

リサンドが別の魔力が体内にあることを言わせない為、口を塞いだのだ。


「リサ……私の言いたいこと分かりますよね?」

怒り含ませた笑みのマキアに…

リサンドは理解して、大きく頷いてアグセルピの尻尾を指差す

「アグセルピ…ありがとうね。」

マキアの言葉にリサンドをアグセルピの尻尾から解放させた。


まさかの2回目の解放


「〜主は優しいわね…〜」

アグセルピは言いながら、尻尾の先でマキアの頬を撫でる

「言葉で分かってくれたからね…」

マキアが意味深な言い方に

リサンドは呼吸を整えながら

「ったく……悪かったよ……俺がデリカシー無かった……手紙で聞いてたのにね……」

リサンドが話を合わせたのが分かり

マキアは優しい笑みになる






「リサ…悪いと思ってることは、他にもあるの分かってます??」

マキアの問いかけに…
クイトとデニス副長、そして魔法塔員達が、ハッとなる

「そうですよ!!リサンド魔法塔長!貴方を探してたのは!」

「リサ!知らなかったですよ!」

デニス副長とクイトがリサンドに近寄り

「特大転移魔法鉱石のこと!聞かせてください!!」

2人は声を揃えた。



「あー…やっぱりそれ?…
どう聞いたか知らないけど…
魔法塔全体には、
俺から話すって言ったんだけどな……」

苦笑しながらのリサンド


「話す気、本当にありました??
昨日まで魔法塔の全体連絡はなかったですけど??」

アグセルピを異界へ返し
呆れながら聞くマキアに対し


リサンドは首を縦に振りながら

「話す気あったわよ!開会パーティーが始まれば、
少し余裕があると思ったから、それからでもいいと思ったの。」


「余裕があるですか……」


マキアの隣に来たギルヴァは、

マキアとリサンドの話を聞いて口を開く

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