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魔族と人と、、、

第11章 かいかいぱーてぃー




リサンドがギルヴァに対してのマキアのことを言ったのを聞き

クイトが首を傾げ

「リサンド魔法塔長……
もしかして開会パーティーの最初の方…
招待国の入場の時から会場にいました?」

「ん?いないわよ。めんどくさい。」

クイトの問いに、ほぼ即答したリサンド



(めんどくさいって言った……この人…)

リサンド以外の
その場にいる全員が思った




次にデニス副長が口を開き

「では、何故にミへーラフィ候爵令嬢がガイベルド大将軍様のパートナーとお分かりになったのですか??」

「あぁ……それは、熊のままでマキアの召喚獣に捕まってた時に…
他は見ずに真っ先にガイベルド様はマキアの傍に行って、心配してたし……」

「心配してたし?……」

言葉が続くのを聞き待ちながら、首を傾げたクイトとデニス副長

クイトとデニス副長含めて
他の魔法塔員達が疑問になってる表情

それを見たリサンドは驚きながら

「嘘でしょ?!
アンタ達、魔法塔の所属なのに分かってないの??
マキアとガイベルド様の
まり!!…ん!………んぐっ!!!」

リサンドが説明しようとした時

マキアとギルヴァは、直ぐにスヴァガルのことが頭に過ぎり

左手を素早く上げたマキアにより
青色の大きな魔法陣はまだ背中に展開したままなので
アグセルピの尻尾の先で、リサンドの口を塞いだのだ。


「え?」

リサンドの口を塞がせたアグセルピの尻尾から、マキアの方を見た
クイトとデニス副長含めて魔法塔員達


咳払いをしたマキアは微笑み

「リサ……ダメじゃないですか…
お送りした手紙で、パートナーがガイベルド大将軍様と知ってたから開会パーティーに最初から居なかったなんて……」

リサンドはマキアの言葉に軽く首を傾げる

マキアは笑顔のまま続けて話す

「それにガイベルド大将軍様は
デビアン帝国からの賓客の1人なのですから…
例えどんなに興味があるからとしても
失礼なことをするのは、いけないと思いますよ?」


マキアの言い方には理由があった。


魔力がお互いの体内にあること

そして

スヴァガルのことを話せば…


ヒューニンザ魔法塔の者たちは

どんな事なのか興味を持つ


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