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魔族と人と、、、

第11章 かいかいぱーてぃー





「皇太子だけかと思ったら…
まさか、ギルヴァとも話をしたいなんて思わなかったわ。」

ビィナの言葉にマキアは苦笑する



ギルヴァが休憩エリアを出てから、
そんな時間掛からず
ガエテ皇太子は護衛騎士と一緒に戻ってきた

その代わりにキドウェン皇太子はギルヴァに興味を持ったのだ

レンヒはギルヴァと一緒にいる

エマリビア皇太子妃はガエテ皇太子と一緒にいて
護衛騎士を休憩エリア前に配置させている


ビィナとマキアは、
身嗜みを整える為に控え室へ行き
会場に戻るのに廊下を歩いていた。



マキアが口を開く

「キドウェン皇太子は軍関係に興味をお持ちなので、ギルヴァ様とお話をしたかったと思いますよ。」

「軍に興味ね……
大臣達の反対を聞かず戦場に行ったと噂あるけど、まさか……」

「えぇ、本当ですよ。
指揮官としての知識も必要だけど、実際の戦場に行かないと学べないと…」

「へぇ!珍しいわね?戦場に行きたいなんて…」

「皇太子に即位が決まったばかりの時なので、国内で大きな話題になりました。」

「皇太子なら普通は行かないか、指揮官で後ろとかにいるわよね。」

「そうなのですよね……実戦で軍の動きとかを見て、戦術の知識を身に付けたかったと、養父や兄達が話してるのを聞きました。」

「そう……戦術とかを考えるなら実戦は分かりやすいわね。」

「えぇ……なので…………」

話をしていたのが止まり、
横を見て歩みも止めたマキア



「ん?マキア?……どうしたの?」

数歩先を歩いていたビィナが気付き、マキアの傍に戻る


会場へ向かう廊下の途中

T字路で別の場所へ繋がる廊下があり

別の廊下の先を見ているマキア

「あれって……」


マキアとビィナが見てる先には、

それぞれスーツやドレスの上に、
深紫色のローブを着た6人が廊下の途中の壁際に集まっていた。


「あら?……あのローブの色って…マキアのと同じよね?」

ビィナがマキアの装飾となってるローブと、廊下にいる深紫色のローブの集まりを見て聞き

頷くマキア

「えぇ…同じです。魔法塔の者達ですね……あそこで何をしているのかしら……」

距離が結構あるので会話まで聞こえない。

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