• テキストサイズ

魔族と人と、、、

第11章 かいかいぱーてぃー




話をしながら、また大きな溜息をつくマキア

ギルヴァは聞いた場面をそれぞれ想像し苦い顔になる


「すごいな……それ……」

「だから……あの態度になるのです。
外交会にいるとは分かってたので、
手紙でパートナーがいるから挨拶はあるが…
前みたいに話せない事と、リュウラ卿もパートナーを組みなさい。…と書いたんですよ。」

「マキアからの手紙あっても、シギーハ大佐は変わらずか……」

「それがさっき分かりました。本当に…もう……」

不満な顔をするマキアの頭をポンポンっと腕を組んでない方の手で撫でるミへーラフィ

「消毒っと……まぁ…挨拶は済んだんだ。頑張ったな…マキア」

ギルヴァの撫でに頬を赤らめるマキア

「あ…ありがとうございます。…変な話をしてすみません。」

「謝ることはない。
今度アカデミーの話を聞かせてくれ……
昔のマキアも知りたい。」

「え?……はい。面白いか分からないですが……」

「マキアのこと知りたいから、面白さとかはいいんだよ。」

「はい!あっ…じゃあ……ギルヴァ様の軍に入った時の話も聞かせてくださいね?」

「それこそ面白くないぞ?」

「ギルヴァ様のことを知りたいからいいのです。」

「…おっと……同じこと言われたな?……」


ギルヴァとマキアはお互いを見て、プッと吹き出して笑う




その後2人は何人かと挨拶を済ませながら、

会場内に用意されたデビアン帝国専用休憩エリアへ着く



「あっ!おかえりー!」

「おかえりなさい。2人とも」

エマリビア皇太子妃とビィナが、ソファーに座ったまま手を振り、
休憩エリアに入ってきたマキアとギルヴァに声掛けた。



デビアン帝国の休憩エリアは……

灰色と白の2色をメインカラーにインテリアが設置されている。

大きなテーブルをコの字に囲むように長いソファーが3つあり
テーブルの上には軽食や飲み物が用意されていた。

開いてある出入口以外を、
灰色のカーテンが休憩エリアを囲んであり
カーテンには中の様子を見えないようにと防音の魔法が施してある。



「ただいま、戻りました。」

マキアが笑顔で、エマリビア皇太子妃とビィナに返事をする

/ 302ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp