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魔族と人と、、、

第11章 かいかいぱーてぃー





リュウラはギルヴァに感謝を伝えながら頭を上げ…

マキアと目が合ってウィンクをした。

「久しぶり…ミへーラフィちゃん。」

リュウラの行動にギルヴァは目を見開き

マキアは冷静な表情のままドレスを持ち一礼し

「ご挨拶ありがとうございます。
リュウラ卿、お久しぶりです。お仕事は良いのですか?」

「相変わらず真面目さんだね?ミへーラフィちゃん。
パートナーがいても真面目過ぎは疲れちゃうよ?」

ギルヴァの方にもニコッと笑みを見せるリュウラ

マキアはため息をつき

「デビアン帝国からの賓客ですし、大切な人なのでギルヴァ様の恥にならないように振舞ってるだけです。」

「ふぅん……大切な人ね……」

マキアとギルヴァを見たリュウラは目を細める

ギルヴァは気になり口を開く

「マキア、シギーハ大佐とは知り合いなのか?」

「リュウラ卿は、アカデミーの同級生だったのです。」

「同級生?」

ギルヴァの返しにリュウラとマキアが頷く

「突然驚かせてすみません。ガイベルド大将軍。
ミへーラフィ侯爵令嬢と一緒にアカデミーで過ごした友人なのです。
卒業後は社交場と軍の施設で会ったりしていました。
外交会の参加をパートナーと一緒と聞いて驚きました。」

リュウラは笑いながら話す

マキアはフッと鼻で笑いながら扇子を出して開き口元に添える

「どうせ…パートナーが出来ないと思ってたから驚いたのでしょう?リュウラ卿」

「あっ!違う違う!
俺は昔からパートナーが出来ないとは思ってないよ!」

「え?」

両手を横に振りながら首も横に振り否定するリュウラに、
意外な答えと思って驚くマキア

リュウラはニッと笑みを浮かべて優しくマキアの頭をポンポンっと撫でる

「いやぁ……なんだろう……感動してるんだよ。
ミへーラフィちゃんにいい人出来て良かったなぁってね。」


マキアは扇子を閉じて
頭を撫でるリュウラの手を扇子で退かし


「なんで兄みたいな立ち位置で言うのよ。リュウラ卿…」

「なんでって……褒めてるんだよ。」

「褒めて欲しいって言ってないわよ。」

「成績とか仕事で頑張った時に褒めてるじゃん。」

「だからそれも……」


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