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魔族と人と、、、

第11章 かいかいぱーてぃー




「えっと……ギルヴァ様…お知り合いなのですか?」

周りの参加者と同じく驚いた様子で片手を口に添えながら聞くマキア

デビアン帝国の大将軍に対して、ラフ過ぎるイセドの挨拶に驚くに決まってるる。

「あぁ…イセドは一緒に仕事して呑んだりもした友人なんだよ。」

「あっ……わ、わるい!俺、すっ飛ばして声掛けちまった!」

ギルヴァがマキアへ話すと…
イセドは自分がしたことに気付いて咳払いをして、片手を胸元に置き一礼をする

「デビアン帝国 ガイベルド大将軍…
そして、ミへーラフィ侯爵令嬢へご挨拶させていただきます。
ヒューニンザ帝国軍…少将…ゲルズ伯爵家のイセドと申します。」

その挨拶にマキアはクスクスと笑いながら、フワッっとドレスを持ち一礼をし、
ギルヴァも片手を胸元に置き一礼する。

「ご挨拶ありがとうございます。ゲルズ少将」

「変わってないかと思ったが、きちんと挨拶もできる少将にまでなったのか?イセド」

「ちょっ……ギルヴァ、お前さ…俺は挨拶してるんだからちゃんと返せよ。」

「あぁ……挨拶ありがとうな?ゲルズ少将…」

「大将軍なのにそんな軽くていいのかよ……」

「友人に会ったならさっきのが俺らの挨拶だろ。」

「まぁ……そうだけどよ……」

そう言いながら気まずそうにマキアを見る

マキアは微笑み

「大丈夫ですよ。驚きましたが、お気になさらず。」

「すみません……ミへーラフィ侯爵令嬢」

「軍はだいたいがこういう奴だ。
ウチ(デビアン帝国軍)も同じだ。覚えとけよ?マキア」

「クスクス……はい。ギルヴァ様」

「こういう奴って…俺もちゃんとやる時はやるつーの。ギルヴァ」

「マキアは俺のパートナーだぞ?礼儀作法を厳しく言わねぇよ。」

「まぁ!ギルヴァ様?
私でも礼儀作法はちゃんとしますよ?……でも…ギルヴァ様とゲルズ少将みたいな仲良しな関係はいいなと思いましたから、今の私は気にしないのです。」

マキアの言葉に、ギルヴァとイセドは驚きながらもガハハッと笑う

「ミへーラフィ侯爵令嬢が理解ある方で良かったです。ありがとうございます。
本当に久しぶりだな?ギルヴァ」

笑いながらのイセドはギルヴァに問いかけ
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