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魔族と人と、、、

第10章 がいこうかい かいし




もちろん、リリンやクイトも頭を下げていて
マキアはギルヴァのパートナーというのもあり、他のヒューニンザ帝国人より軽い礼にした。


ヒューニンザ帝国の皇族の3人が舞台の真ん中に立ち
エドウィン皇帝陛下が片手を上げ、礼をしていた者たちが顔を上げる。


エドウィン皇帝陛下が魔法陣を口の前に展開させて

「〚よく集まった!各国関係者の皆様はようこそ!
さっそくだが、各国の代表達を紹介してもらおう!〛」


「〚では、まず初めに、テイツチ大国の代表からご紹介いたします!
次期候補である
アロン・テイツチ様!
ダラム・テイツチ様!〛」


進行役が紹介を始める。


赤茶色の衣装を身に纏う2人のドワーフが入場する
2人とも次期国王候補と言われる2人
アロンとダラム
テイツチ大国は、国王だけがミドルネームをつけることを許され
それ以外は国民全員がファミリーネームはテイツチと決まっている。


拍手で迎える参加者達


「〚続いてのご紹介致しますのは、デビアン帝国の代表!
皇太子殿下
ガエテ:キグ:ヴァリタリア様!
皇太子妃殿下
エマリビア:キグ:ヴァリタリア様!〛」

拍手がある中

ライトグレーに魔鉱石の宝石が装飾されてる豪華な衣装を身にまとった…ガエテ皇太子とエマリビア皇太子妃が入ってきた。

「お?来たな?」

「今朝から別行動でしたが、綺麗で素敵な衣装ですね。デビアン帝国流ですね?」

マキアの問いに頷いたギルヴァ

「ねぇ……エマリビア皇太子妃…疲れてるように見えない?」

「なんか…ガエテ皇太子も微妙そうに見えるかな?」

そう話すビィナとレンヒ

ガエテ皇太子もエマリビア皇太子妃も笑みを見せて手を振りながら、舞台にいるヒューニンザ帝国皇族の隣に立つが…
どこか顔色が微妙なのはギルヴァも見逃さなかった。

「体調かもな……ビィナ、レンヒ…少し前の方行くぞ?」

「そうね。」

「開会の挨拶が終わったらすぐ近寄れるようにしよ。」

ギルヴァの指示に頷くビィナとレンヒ

「マキアもいいか?」

「もちろんです。…リリン、クイト卿…またあとでね?」

ギルヴァとマキアは、笑顔で一礼したリリンとクイトに手を振り返し

4人のデビアン帝国一行は、ゆっくりと参加者達の間を進んでいく。


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