第10章 がいこうかい かいし
デビアン帝国関係者の4人が舞台の方に近付く為に進む
レンヒはビィナと腕を組み
ギルヴァもマキアと腕を組んで進んでいく。
拍手も参加者の歓声も聞こえる中
進行役は紹介を続ける
「〚続いてのご紹介致しますのは、レイミセイ大国代表!
王女殿下 エヴァンシア・レミ様!
王子殿下 エフティキオス・レミ様!〛」
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エヴァンシア・レミ王女殿下
白銀色の腰まである髪を低い位置に結んであり、エルフの耳
白肌、リーフグリーン色の瞳、ベージュにラメが全体にあるドレス
エフティキオス・レミ王子殿下
白銀色のボブの髪に、エルフの耳、白肌、鮮やかな黄緑色の瞳
ベージュのスーツ姿
2人は双子でそっくりの綺麗な顔立ち
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ふと視線を感じて、歩いていたマキアが舞台の方を見ると…
エヴァンシア王女殿下と目が合う
(私を見てるわけ……ではないわよね……でも……)
ギルヴァと腕を組んでいたのもあり歩きながらも、見えないと思いながら軽く一礼をしたマキア
舞台から見てたくさんいる参加者の中で、
魔力に違和感を感じたエヴァンシア王女は目を向けると1人の女性と目が合い、
その女性はこちらに一礼をして、魔族の男と一緒に参加者の中を歩いてた。
(あの……人間……なんなの?)
「姉様?いかがしました?」
「ううん……大丈夫よ。」
考えていた所を双子の弟であるエフティキオスに声をかけられて舞台の決まった位置に立つ。
最前列ではないが
ビィナ、レンヒ、ギルヴァ、マキアの4人は、ガエテ皇太子とエマリビア皇太子妃が立つ位置の舞台に近い所に着いた。
そして進行役が最後の紹介をする
「〚そして、最後に同盟国GJRIの代表と一緒にご紹介させていただきたいお方がいます!!〛」
ざわめく会場
「〚まずは、同盟国GJRIの代表のご紹介いたします!
副代表
ダーモット・ティーグ様
奥様
ベス・ティーグ様〛」
同盟国の副代表を務める狐の獣人であるダーモット・ティーグは紺色のスーツ姿
同じく狐の獣人である妻のベスが紺色ドレス
茶色の尻尾と狐耳のあるくらいで他は人間と見た目は大差ない。
そんなティーグ夫妻は会場に入るも、舞台の方に行かずに扉の横の方にいる。