第10章 がいこうかい かいし
「あ……あの…ガイベルド大将軍様、お時間ある時に…ご指導をよろしくお願いいたします。」
マキアからの話に嬉しい表情をしながら、ギルヴァに改めてお願いしながら丁寧に頭を下げるリリン
「いいぜ……時間は必ず作るさ……そこはミへーラフィ侯爵家が手伝ってくれるよな?」
ニッと笑うギルヴァに、マキアは軽く溜息を漏らしながらも笑みを見せて
「可愛いリリンの為なら……それくらい簡単ですわ。」
「マキア姉様!ありがとうございます!」
小さく手を叩いて喜ぶリリン
「……ったく……ミへーラフィ侯爵令嬢も、僕や兄さん達と変わらないじゃないですか……」
「あら?…デビアン帝国の大将軍様が指導で魔法を見せてくれるなんて、私達も色々と学べるでしょう?」
クイトの言葉に、クスクス笑いながらのマキア
「魔法塔らしいな……まぁ、指導のことはそれぞれ手配しような?」
ギルヴァの言葉に、頷いたマキアとクイト
「〚大変お待たせしました!!ヒューニンザ帝国皇帝陛下!皇后陛下!皇太子殿下!のご入場です!!〛」
聞こえた進行役のアナウンスと同時に、奥の方の豪華な扉に茶色の魔法陣が展開されて開いた。
「来たか……」
「入場まで長かったわね?」
「なんか……この待ってる時間…嫌な予感してきた…」
「特に…トラブルとかじゃなさそうに見えて良かったです。」
ギルヴァ、ビィナ、レンヒ、マキアがそれぞれ話す中
3人のヒューニンザ帝国皇族がディアノチェ大広間に入ってきた
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ヒューニンザ帝国 皇帝陛下
エドウィン・ジェ・ヒューニンザ
アッシュゴールドの短髪と顎髭
金色と白い宝石の王冠
瞳は黄色と白が混じった色、白とオレンジの衣装
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ヒューニンザ帝国 皇后陛下
ベリィラ・ジェ・ヒューニンザ
ストロベリーブロンドの腰まである長さの髪、白い宝石のティアラ
瞳は金色、エドウィン皇帝陛下とお揃いの白とオレンジの衣装
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ヒューニンザ帝国 皇太子殿下
キドウィン・ジェ・ヒューニンザ
アッシュゴールドの短髪、瞳は金色
白の衣装
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ヒューニンザ帝国人の参加者が頭を下げた。