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魔族と人と、、、

第10章 がいこうかい かいし




それをマキアと一緒に見たラグワは頬を赤らめて小さく拍手しながら

「ミへーラフィ侯爵令嬢……おめでとうございます……」

「ラグワさん…今はそれどころじゃないんですよ………もう!」

頬を赤らめながらギルヴァからペンを奪いマキアは書き直す。

「あー!!マキア!書き直したわね?」

「なんで直すんだ!」

文句を言うビィナとギルヴァに、咳払いをしてペンと資料をラグワに渡すマキア

「なんでも何もありませんよ……わざわざ目立つような事を私はしなくていいんです。私はヒューニンザ帝国の国民なのですから…」

呆れるマキアに、ラグワは書き直された資料を見て

「これでいいのでしょうか?ミへーラフィ侯爵令嬢」

「ラグワさん、いいのです。なんで貴方までちょっと考えるのですか……後の説明は私がしますから行ってください。」


「あ…ありがとうございます。またお時間ある時でいいので娘にも会ってください。」

「そうですね。外交会が落ち着いたら、政務庁にも…アカデミーにも行きますわ。」

「お忙しいのにすみません。娘も喜びます。失礼致します!」

ラグワは頭を下げてデビアン帝国一行から離れて、入場の扉の方へ向かった。



それとほぼ同時に、その場にいなかったレンヒが戻ってきた。

「はぁ……やっと繋がって終わったよー。」

レンヒはデビアン帝国からの通信が来て、通信の魔鉱石の調子が悪く控室の方に行っていた。

「あら……おかえり。レンヒ、武具庁から?」

「ただいま!ビィナ!…あー、うん。ちょっと軍事演習関連でねー。」

ため息つきながら話すレンヒ



レンヒの開会パーティーの格好は…
水色のラメが全体的にある黒布地のジャケットとズボン
髪はオールバックにして整えてあり
黒のワイシャツに水色の大きなブローチに加工された魔鉱石が、ワイシャツの首元を飾る


ビィナの開会パーティーの格好は…
黒布地に水色のラメが裾を集中的に飾ってあるマーメイドラインドレス
髪はアップにまとめられ
首元には深緑と水色の魔鉱石を加工されたネックレス
耳にもネックレスとお揃いのピアスが飾る




「トラブルでもあったの?」

「んー?武具の搬送でアドバイス欲しかったみたい…繋がっても声が聞こえづらかったから……なんかもう疲れたよー」

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