第9章 たいせつなこと
フッと笑ったギルヴァ
「なら、しっかりと依頼をこなせ。」
「ハッ!……では失礼致します。」
ソゼは手紙を亜空間に入れたと同時に、ソゼの足元にある影へ沈み入り、ソゼが完全に入ると影も消えた。
ソゼがいた場所を見るマキア
「受け取ってくれるでしょうか?」
「受け取らない訳ないだろ。大丈夫だ。」
不安そうなマキアに背をポンポンと優しく触れるギルヴァ
「それより、明日は大変だぞ?開会パーティーの衣装合わせあるんだろ?」
「それもですが、最終確認の連絡が取れてないところを連絡しないと……」
「仕事し過ぎるなよ?マキア」
「はい。ギルヴァ様もですよ?」
「あー……確約できないから、たぶん?」
苦笑するギルヴァ
思わず笑い出したマキア
もう夜になった丘にて
2人の笑い声が聞こえる。