第8章 いしゅぞく
自分の為にと言ってくれたギルヴァの言葉に嬉しい気持ちになったマキア
「ありがとうございます…ギルヴァ様」
嬉しい表情のマキアにギルヴァは握ってる手をギュッと優しく力を入れて
「あとは義両親だ……俺がいるからな。」
「はい。心強いです」
ギルヴァとマキアはお互いを軽く見つめ微笑む
「こちらです。」
そうして2人を案内したクレーメ
裏庭にはガラスハウスがあり入ると
お茶会のセッティングがされているテーブルがあり、その傍には
スーツに身を包んだ義父であるズイキ
そしてドレスに身を包んだ義母であるレジーヌ
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レジーヌ・ミへーラフィ
ミへーラフィ侯爵夫人
マキアの義母
茶色のアップされた髪、青色の瞳、顔つきから厳しさが見て分かる。
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義両親が立っていた
マキアは握っていた手を離してドレスを持ち一礼して
「ただいま帰りました。お義父様、お義母様…お時間頂きありがとうございます。」
ギルヴァはマキアの隣にて、右手を胸の前に置き一礼する
「ご招待ありがとうございます。ギルヴァ:ガイベルドと申します。ミへーラフィ侯爵は首都に着いた時以来ですね。ミへーラフィ侯爵夫人は、はじめまして。」
2人の挨拶にズイキは笑みを見せて
「よく来られました!ガイベルド大将軍!!いや、ガイベルド公令息様と呼んだ方がいいですかな?」
「あぁ……お好きにお呼びください。どちらも自分のことなので…」
ズイキはギルヴァの答えに、ハハッ!そうか!と答える
レジーヌはドレスを持ち軽く一礼をして
「ガイベルド大将軍様と呼ばせていただきます。来て下さりありがとうございます。………マキア、お帰りなさい。」
ズイキはマキアの事は軽く見るしかしなかったが
レジーヌはギルヴァだけじゃなく、マキアにも声を掛けた
その対応にギルヴァは、
(ほぅ……義母は普通なのか?)と思っていた。