第6章 しょうじょ
「〜んでもう朝方になるけど…何時間経ったのか分からないわ…今になるの。これが貴方が意識失ってからあったことよ。〜」
「マキアは?」
そう聞くギルヴァはマキアの方に見ると服を整えられて布団をかけてあり眠っている。
ギルヴァに説明している時に落ち着いてきたレンヒとビィナ
「魔力の荒れは大丈夫。あとは起きればいいだけ」
「安定しているからそんな時間掛からずに目覚めるはずよ」
レンヒとビィナの話を聞きながら
ギルヴァは立とうとしたら…少しフラつき支えようとしたレンヒに手を出して制止し立ち直す
「2人とも悪かった……呼びに行けば良かったんだが一刻を争うと思ったんだ。でも、本当にスマン!!」
そう言いながら頭を下げたギルヴァにビィナは大きな溜息をついて、レンヒはククッと笑いながら
「馬鹿は今に始まったことじゃないわ。幹部になる前から考え無しで動くじゃない。ギルヴァ」
「さすがに今回はビックリしたけど予想はしていたんだ。僕もギルヴァの立場になって、ビィナがマキアちゃんみたいだったら同じことしたよ。」
「ビィナ……レンヒ……」
そう2人の名前を呼んでまた頭を下げたギルヴァ
「昼間に一緒に調べ物しといて良かったわね。レンヒ」
「うん!パートナーにさせるために必ず通る道だから人間のこと知らなきゃだし…………マキアちゃんはちょっと特殊だから魔力で何かあると思ったんだよ。」
「そうだったのか……図書館とか行ったのか?」
「流石に招待された身で図書館に案内無しに行けないから魔族や闇属性が多い本屋を探させて行ったんだよ。」
図書館は気になるけどねーって言いながら苦笑するレンヒ