第6章 しょうじょ
「〜簡単よ!!主が不安定なままなら、魔法の維持が出来ずにワタシが強制帰還させられてこの場に留まってないわ。でもワタシが今もココにいるってことは??〜」
ミルアの意見にレンヒは驚きながらも考えが読めて
「そうか……ミルアはマキアちゃんの召喚獣だ。ミルアがココに居られる。それはマキアちゃんの中の魔力が荒れなくなってきてるんだ。ギルヴァが自分の魔力じゃなくて、マキアちゃんの魔力の色に合わせて荒れを落ち着かせてるからだ!」
「〜レンヒさんの言う通りよ!!大将軍と主の繋がりを離してくれたら主の中で魔力の補充と安定に集中できるはずだわ。繋がりのままだと……!!〜」
「自分で魔力を安定させられずに受け入れるだけにいっぱいいっぱいになるって事ね!それなら!」
そう言いながらマキアの両隣にあった魔法書物の魔法発動を低下させ
2人の繋がりをグルグル巻きにしてる魔法書物が黒く光りを放つ
=バシュ!!
衝撃音と共に手を繋いでいたマキアとギルヴァが離れてギルヴァは衝撃の反動でベッドから落ち上半身だけベッドにあるような状態になる。
「〜2人とも!魔法止めて!〜」
そう言いながら床を蹴り、
結界もなくなって魔法も止めたレンヒとビィナを確認したミルアはマキアの傍に行き、マキアの顔にピッタリとくっつくようにして身体を丸める
ビィナとレンヒは息を整えながら汗をそれぞれ拭き、ビィナがミルアを心配そうに見ながら
「ミルア??」
「〜大丈夫よ。主の手助けするためにこうしてるの。主は眠っているけど魔力は安定してきているわ。あとは大将軍が起きればいいのよ〜」