第6章 しょうじょ
「魔族さん、私に似てる人知ってるって言ってたけど……どんな人?」
「あぁ、マキアちゃんと同じで召喚魔法を使える女性なんだ」
「まぁ!そうなの?どんな召喚使えるの?」
「俺が見たのは……黄金色の俺よりもデッカイ獅子だったな。それよりもデカイ緑色の鳥もいたな。」
そう話すギルヴァにマキア少女は目をキラキラさせながら聞いていて
「獅子の方は話せたんだ。少しだけな?その女性のこと主として信頼していて強い絆を感じたよ。」
そう話しながらギルヴァが頭に浮かぶのは……
初めて会った時に黄金色の獅子に額をつけて話す姿
緑色の鳥を召喚し乗り込んで上から声を掛けてくれた姿
ホテルまでの案内の時に獅子と話をする姿
どれも召喚獣を大切にしているマキアの姿が頭に残る
思い出していたら、可愛らしい拍手の音が聞こえると膝の上にいるマキア少女が笑顔で拍手をしていた
「すごいわ!その方は最上位まで召喚できるのね?どうやってできたのかしら?いつから出来たのかしら?何かコツとかあるのかしら?」
そう嬉しそうに考えが口に出して言ってるのがまさに少女らしい
ギルヴァはニッと笑い…
(お前なんだよ。そんな凄い召喚魔法をつかう女は……)
と考えながらポンポンとマキア少女の頭を撫でる
「ねぇ!聞いてみて!そんな凄い召喚魔法を使えるようになった理由を私は知りたいわ!」
「聞いてみるよ。答えてくれるか分からないけどな?」
「きっと…すっごいすっごい努力をしたのよ!」
そう言った#NAME#少女の背中側の黒い背景が代わり映像が映し出された