第5章 ぱーとなー
「な?同じ考えだろ?それがデビアン帝国なんだよ。」
ビィナとレンヒの考えを、ほらな?って言うギルヴァ
「なんかヒューニンザ帝国との違いがあり過ぎて混乱するわ」
「それとあれだぜ??ペア衣装作るのが10でも多いってマキアは言ったんだ」
「多くないわよ!」
ギルヴァの発言に
またテーブルをダン!と叩くビィナはマキアの方を見つめる
「10ペアで多い??私達なんて20ペア持ってきてるのよ!ねぇ?レンヒ」
「僕はそれでも少ないと思うけどね?」
「ほら!こう言ってるわ!」
20ペアの衣装と聞いて驚きながらも、でも……とマキアは口を開く
「今日決まったパートナーですし、時間もありませんから……」
「確かに時間がね………………家に頼むかしら……」
「え?」
驚くマキアにニヤッと笑みを浮かべるギルヴァ
「そう言ってくれると思ったぜ?ビィナ」
「開会パーティーのはここのペア衣装を使うのよね?」
「おぅ、いちようこの国のドレスショップだからな。」
「それならば今から連絡すれば来週真ん中くらいには……」
「そんな早くいけるのか?」
「はぁ?我が家をなめてるの?言えばもっと早くになるわ」
「言うねぇ…」
口笛をふくギルヴァ
ギルヴァとビィナの会話についていけずにいて頭に???を浮かべるマキアにレンヒは口を開く
「ビィナは侯爵家の長女なのは夕食会で話したよね。そのネクラーノア侯爵家の領地は布の生産がデビアン帝国1番なんだよ。それで衣装店をいくつも統括と管理してる一面もあるわけ!だから衣装関連で家に頼むってわけだよ。」
レンヒの説明に、なるほど!と納得するマキア