第5章 ぱーとなー
「まだ外交会が開会さえもしてない。騒ぎになるのは避けるに決まってるだろ。それに言葉で引かせたからいいんだよ。」
そう言いながらジャケットを脱いで別の形のジャケットを着るギルヴァ
「大将軍ともあろう魔族が甘いわね。」
「少なくともマキアの家族なんだ。下手なことできるかよ。今はな……」
なんか意味深な言い方をするギルヴァに、ビィナは不満そうにも理解した。
「それよりも……」
話を切りかえたビィナな嬉しそうに笑みを見せる
「アレ(ギルヴァ)のパートナーの申し出を受け入れてくれてありがとうね?マキア」
「いえ、こちらこそ嬉しいです。パートナーを結んでくれる方は初めてなので楽しみになりました。」
「初めて??マキアの見た目なら引く手数多でしょうよ?」
「あっ……えっと……」
驚き聞くビィナに戸惑いを見せるマキア
そこをギルヴァが調整が終わってジャケットを脱いでドカッとマキアの隣に座り腰を掴んで引き寄せる
「この国(ヒューニンザ帝国)は魔力の強い女は嫌がられるんだと……だから幸運なことに俺が掴んだんだ。」
その話にビィナは驚き、頷くマキアにレンヒも驚いた
「バッカじゃないの??魔力は自分で上げるものでしょ?それをサボっといて自分より上の女は嫌ですって??信じられない。」
「この帝国まで発展してるのに古典的な考えなんだね?人間は…」
ビィナとレンヒの呆れる様子に驚くマキア