第5章 ぱーとなー
「さてと……」
そう言いながら亜空間から煙草を出して火をつけようとするギルヴァの前に、火の小さな球が浮かんでる
ふと目を向けるとマキアが魔法で出していた
「ありがとよ。」
優しく笑い煙草に火をつけて吸い紫煙を吐く
「美味いなぁ…」
「魔法なので変わらないのでは?」
「変わるよ。俺のパートナーにつけてもらったんだからな。」
そう言いながら吸ってマキアにかからないよう紫煙を吐き出すのを、ギルヴァの片腕で肩を抱かれながら見上げるマキア
「煙は大丈夫ですよ?」
「んー?いいんだよ。俺がこうしたいんだから。中に戻ってなくて良いのか?」
「もう少し……傍にいてもいいですか?」
「……好きにしな。」
(可愛いこと言うなよ。)
そう思いながらまた煙草を吸うギルヴァ
それを見上げてるマキア
「あらあら?良い雰囲気ね?お二人さん」
クスクス笑って声を掛けてきたのは
赤色に黒のマーブルが入った外出用ワンピースに髪をまとめてあるビィナ
その隣には
赤色ジャケットに黒いTシャツとズボンに髪を下ろしているレンヒがいた。
その2人を見たマキアは、あっ!と傍に行こうとしたがギルヴァが片腕に力を入れて行かせないようにして煙草を吸いながら
「おっせぇよ。」