第7章 地雷
気づけばベッドへと片膝着いて、ワンピースの下、下着だけが暗い部屋の中映し出される形となる。
「…………だってお風呂、入ったし」
柳瀬の視線が痛くて、右手で胸を隠せば。
柳瀬の左手が右手を奪う。
「見たい。ちゃんと見せて。」
だってお風呂入ったあとは、なんでゆーか締め付けられるの好きじゃないし。
わかるよ。
ナイトブラとかした方が後々いんだってことも。
でもだって最近暑いし。
てか別にやる気満々でつけてなかったわけじゃなくて。
〜〜〜〜っ。
見過ぎじゃないですか、ちょっと。
「柳瀬ちょっと…………っ」
「なんかごめん。じっくり見たことないなって」
「見なくて良くないですか」
「ぜひ見たいです」
「…………手、だけでも離してください」
「それは、ちょっときけないですね」
ベロ、って。
直に胸が舐められて。
ゾクゾクする。
吸い付いて。
離れて。
転がして。
無理こんなの。
直視出来ない。
「…………気持ちいい?」
なんで。
毎回聞くの。
柳瀬なら見れば演技かそうじゃないかなんて、すぐわかるじゃん。
「莉央ちゃん」
耳元へと唇寄せて。
今度は耳の中を、舌が這う。
ついでに右手が、下着の上から秘部を往復してく。
「っ」
布越しに擦られるのって。
こんなに焦ったかったっけ。
ゾクゾクするのにもうひと押し、足りない。
「…………っ、ちゃんと、さわって」
柳瀬の右手を自分で誘導、すれば。
満足そうに笑って、柳瀬の手が下着の中、直接触れる。
「莉央ちゃん、舌、舐めて」
「…………」
言われるままに舌を覗かせたままに柳瀬へと口付けて。
柳瀬の舌を撫で上げた。