第3章 自爆
「やな、せ…………っ!?何」
そのまま莉央ちゃんを抱き上げて。
ベッドへと寝かせば。
戸惑いと不安で目に焦りが見えた。
「うん。俺もキツイから。ちょっと頑張って」
「ぇ」
スカートの中手を伸ばし、下着を脱がせる。
慌てて伸びてきた両手を握り、ついでに莉央ちゃんの腕で両足を閉じれないよう固定した。
「待って柳瀬、何…………」
「気持ちいいこと」
「待ってだめ…………っ、や…………っ!?」
唾液を含ませた舌を割れ目に這わせれば。
明らかに莉央ちゃんの声が、変わった。
「待って柳瀬…………っ、それなんか、やだ」
「大丈夫気持ちいいから。ちょっとだけキツイかもだけど頑張って」
確かに濡れにくいのかもしれない。
でも感度はいいし。
少し開発すればきっとすぐ快くなる。
不感症なんて言葉。
自分から思うわけないし誰かに言われたんだろうけど。
誰か。
5年前に再会してから莉央ちゃんに出来た恋人はふたり。
高校の頃。
はないか。
5年前、確かに莉央ちゃん処女だったし。
まぁどっちにしろ。
自分が下手くそなだけのくせに相手のせいにするなんて俺がパイプカットでもしてやれば良かった。
「や…………っ、ぁ!?」
莉央ちゃんの手に、力が入って。
ん。
濡れてきた。
「やな…………っ、せっっ!!ぁぁっ、やだ、それなんか、やめ…………っ」
ビクビクして気持ち良さそうなのに。
なかなかイかないな。
これじゃ余計辛いか。
「莉央ちゃんごめん、手、離すよ?」
指先で割れ目を広げて。
恥ずかしがって出てこれなかった蕾が顔を出す。
ヒクヒクと震える皮に手を掛ければ。
「ひぅ…っ!?」
びくん、て。
莉央ちゃんの腰が浮く。
「やだ何…………っ!?や、ぁ、それッッ」