第3章 自爆

「…………っはッッ！！ストップストップ！！長い！キスしつこいっ」
「なんで、気持ちよくない？」
「ち、がそうじゃなくて、苦し、か、ら…………っ」


真っ赤。
あーほんともうかわいいなぁ。




ちゅ。
ちゅ。
て。
唇以外に、キスをすれば。
焦ったそうに身体を捻る莉央ちゃんがかわいすぎて下半身がめっちゃ痛い。
いれたい。
今すぐガンガン突いて犯したい。



「やな、柳瀬…………」

「んー？」



肩へと手を伸ばして俺との距離を取ろうとする莉央ちゃんを引き寄せて、唇以外へとキスをする。



「あ、あの、さ。も、いいよ」
「なに？」
「さっきからつらそう、だし、あの、そろそろあたし、大丈夫だから」


「…………」



は？




「は？」




かぁぁぁって。
顔真っ赤にして涙ためて。
何言ってんだこの子は。



「…………あんまお兄さん揶揄うのやめてくれる。そーゆーの今言っちゃ駄目なやつ」


あー。
顔みたい。
絶対今かわいい顔してる。
顔みたら即死決定だから見れないけど。



「ち、ちが…………っ、でも、だって。これ…っ」
「そりゃ我慢してるもん」
「我慢、してるなら…………」


天然まじ最強だな？
さっきから何言ってんのほんと。



「…………っ、今こんなんいれたら、あんた壊れるよ！？」


「っ」



ぐ、て。
莉央ちゃんの手を握って下半身へと伸ばせば。
触ったまま。
莉央ちゃんが停止する。



「で、でも、一昨日、はいった…………」



まだゆーんかよ。



「挿入ってねーよ！！」
「え」
「全然はいんなかった！！先っぽ入れただけであんたギチギチだったじゃん」


「ぇ、は…………、ぁ、あ？」



パニクってるのは顔だけでよくわかる。
挿入ってるか挿入ってないかもわかんないのかよ。
そーいえば不感症がどうとかって。



「…………へぇ」




そーゆーこと。
俄然、やる気出た。