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メンヘラヤンデレ彼氏からの溺愛調教

第9章 誕生日





「んむ、ふぅ、んぐ、ん」



柳瀬の、口の中おさまりきらなくて顎辛い。
ねぇどこが気持ちい?
どうすれば柳瀬喜ぶ?



「莉央ちゃん…………なんかもう、視覚的にほんとやばいんだけど」
「ふぅう、ん」
「何?てか咥えたまま喋んないで」
「ぷは…………っ、教えて柳瀬、どこが気持ちいい?」
「んー全然、莉央ちゃんにされたらなんでも気持ちいいけど」


ぐ、て。
柳瀬の指先が上顎を擦る。


「ここ。ここで擦られんの気持ちいい」
「…………」
やばい。
顔、体温あがる。
だってそれって。
いつも柳瀬キスするとき舌で擦るとこ。
気持ちいいって思ってるの、バレてたんだ。
「ん?」
照れ隠しに上目遣いに睨みあげると。
わからないフリした柳瀬がにこりと、笑った。

腹立つ。


なんでそんな余裕なんだ。
そりゃ柳瀬はうまいんだと思う。
あたしなんか足元にも及ばない。
柳瀬は満足できてる?
あたしは。
柳瀬を気持ち良く出来てる?

「…………」


意を決して。
それを口へと含むと。
言われた通りに上顎を使って、舌を這わせて、口を動かした。
「ん、莉央ちゃん上手。気持ちいい…………」
ふわ、って。
柳瀬の手のひらが髪へと触れて。
親指が、耳を引っ掻く。
「…………」
それから。
さらに飲み込んで。
根元まで押し込むとさらに圧迫感が増して顎が悲鳴をあげる。
「莉央ちゃん?何してんの…………」
そのまま吐瀉感に耐えてごくん、て、飲み込むように奥へと押し込めば。
苦しさに勝手に涙が出てくる。
「待って莉央ちゃん、まだそれ無理だって…………」
「ん、ん!!ぐ、んぐ、む」
じゅぼじゅぼと何度か顔を動かして、タイミング合わせてごくん、てすれば。
さらに口の中の圧迫が増える。
「ぐ…っ」
「莉央ちゃん、吸うのだめ」
顎いたい。
苦しい。
勝手に涙溢れてく。
けど。
柳瀬の手のひら、安心する。
あったかい。
「莉央ちゃん離して、喉に出せないから。離すよ?」
「ふーふ!」
「莉央ちゃんっ」
引き剥がそうとする柳瀬を拒否して、さらにごくん、てした、瞬間。

「んぐ…………っ!?」


喉に出された生暖かいそれに驚いて反射的に口を離した。
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