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メンヘラヤンデレ彼氏からの溺愛調教

第8章 幸せ




パクって。
また、咥えて。
莉央ちゃんの顔が苦しそうに歪んだ。


「…………」


これはやばい。
視覚的にやばい。
苦しそうな莉央ちゃんの顔、だめなのに、絶対こんなこと思うことすらだめなのに。
嗜虐心が、煽られる。
もっともっと莉央ちゃんの苦しそうに歪む顔、みてみたい。
いやいやほんと駄目だろ。
なんで。
莉央ちゃんもその気なのに。
早くイってあげた方が莉央ちゃんも助かるんじゃないのか?
いや。
駄目。
絶対駄目。
…………でも。
イくまできっと莉央ちゃん、離さないと思うから。


「莉央ちゃん」


勝っちゃったよ。
嗜虐心。
頑固な莉央ちゃんが、悪いよね?

ぐ、て。
莉央ちゃんの喉へとそれを、進めれば。
さらに苦しそうに莉央ちゃんの顔が歪む。



「奥入りそう?」


困ったように上目遣い、して。
涙に歪んだ顔が、こくんて頷いた。


「無理しなくていいんだけど、ごくん、てするみたいに入れてみて」
「んんう、ん」
こくん、て、頷いて。
拙いながらも口の中もごもごさせて。
頑張ってごくん、て飲み込もうとしてくれてるのわかる。
少しだけお手伝い、して。
それを莉央ちゃんの口の中、根元まで押し込めば。
喉奥がきゅう、って締まるのがわかる。
けど。
「うぐ…………っ」
ぱ、って。
莉央ちゃんがそれを吐き出して。
「ゲホッッ、ゲェ、うぇ…………っ」
涙をポタポタと流しながら、思い切りのざえた。



「…………めん…っ、やな、せ、できなか…………っ」
「ごめん莉央ちゃん、苦しかったよね。ありがとう」



未だ苦しそうに止まらない涙と涎でぐしゃぐしゃの顔。
自分の腕で涎を拭き取りながら、莉央ちゃんが俺を見上げる。
ああもうほんと。
その顔。
駄目だ。
嗜虐心が、止まらない。



「今度は俺がお返しするね。思い切り気持ち良くなって」




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