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【保科宗四郎】副隊長は思ったより私のことが好きらしい【怪8】

第2章 混ぜるな危険


「メンドイどころかワクワクするわ」
「ワクワク? 何で?」
「好きな子ぉが僕の手で僕色に染まってくの──めっちゃ興奮する」
「すけべ」
「男はみんな助平ぇや」
「……そのときが来たら、お手柔らかにね?」
「もちろんや。ぐずぐずになるまで愛したる」
「お手柔らかにね!?」
「もちろんやって」

 だから語尾にハートをつけるな。あざと可愛く言うな。余計不安になるから! いつか起こるであろう身の危険にぶるりと体が震えた。そんな私をよそに、にこぉと笑った宗四郎くんは裏がありそうすぎる。はあ、とため息をついた私は彼の腕に顎を乗せながら目を閉じた。

「僕にたくさん愛されて、僕から離れられやんくなってえな」

 私、。宗四郎くんから愛と言う名の毒を盛られるそうです。宗四郎くん、骨は拾ってね。



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