第8章 適合者
失恋ってこんなに辛いんだ…
胸が痛くて堪らない。
だけど亜白隊長と保科副隊長だったらお似合いだ…
きっと私なんかよりも…
『ッ…よし、もう副隊長にばっかり頼るのはダメ…強くならなくちゃ…』
副隊長はすごく面倒見がいい人だから…
だから私のことも凄く気にかけてくれてたんだ。
早く彼を安心させなくちゃ…
恋なんかしてる暇なんてないんだ。
早く戦力にならなくちゃ…
その為にはまず…
『副隊長から一本取らなくちゃ…』
そう、まずは副隊長から一本取って10号と戦うんだ。
然し、相手は刀の達人(スペシャリスト)…
勝つには…
『アノ人に鍛えてもらおう…』