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キミの隣で…【怪獣8号/保科宗四郎】

第6章 眠り姫


「ッ!」

なんやて!?

こいつは9号に作り出されたやと…?

いや、僕らを混乱させる為の嘘かもしれん。

せやけど…

不思議とコイツは嘘をついてへんと思った。

勘ってやつやな。

さらに僕らは10号の言葉に驚かされることになるんや。

それは…

"俺を兵器化してお前が着ろ…お前の身体を俺によこせ"

そんな情報まで知っとるんかいな…


10号の言葉にすかさず小此木ちゃんは反対の声をあげた。

分かっとる、コイツは危険や…

"お前との戦いは楽しかった。夢のような時間だった…"

やばいやろ、僕は全然楽しなかったわ!

「アホ言うな、全然楽しなかったわ」

"つまらん嘘をつくな、戦った俺には分かる。お前は明らかに戦いそのものを楽しんでいた。お前は俺と似ている…"アノ女"もな…そう言えば"アノ女"はどうした。俺は"アノ女"とも話がしたいと言ったはずだ"

"アノ女"とはのことや。

そう、コイツはも一緒に連れて来いと言うてたんや。

せやけどは今…

「ッ!彼女は今…意識不明や」

"それは残念だ。もっと強い奴かと思ったが…まぁお前なら分かるはずだ。血湧き肉踊る戦いができるなら相手は人間だろうが、怪獣だろうが構わんのだ"

「ッは強いわ!!は9号と戦って意識不明なんや!!お前なんかよりも強いわ!!!」

"ほう…"アノ女"はと言うのか…そんなに言うなら是非とも戦ってみたいもんだな…目覚めればの話だが…"

「くっ…少し時間もらおか…」

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