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キミの隣で…【怪獣8号/保科宗四郎】

第6章 眠り姫


「…すまなかった。ヤツに吸収されてしまっていたとはいえ、お前をこんな目に遭わせてしまった…ッ!」

は功に抱きついた。

『功さんごめんなさい、本当にごめんなさい…私が後少し早く着いていれば…功さんを助けれたかもしれないのに…ごめんなさい、ごめんなさい…』

子供のように泣くの背中を功は優しく叩いた。

それはまるで泣いている子供をあやすように…

「お前のせいではない、私がヤツに敵わなかったんだ。私の意思はお前達が繋ぐのだ。いいな?」

『はい…』

「キコルを頼んだぞ、それと約束を守れなくてすまなかった」

約束とはと保科の結婚式の際、のエスコートをするというものだ。

『ッ…結婚式の時は見に来てくれる?』

「ッ!ああ、皆んなで見に行く、約束する…」

『ッ!約束だよ…絶対に…』

「ああ、勿論だ。それと…お前に託したいものがある。来たる時に備えてだ…」

『えっ…でも…』

功の言葉には驚きを隠せなかった。

「伊丹には既に伝えている。あとはお前次第だ」

「、貴女なら出来るわ…」

ユキの言葉がの背中を押したのであった…


功たちの想いをは引き継ぐ決意をする。

『功さん…私やってみます』


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