第6章 眠り姫
「はぁー、バレたか。まぁ仕方ない、ならば無理矢理にでも連れて行くのみ…」
『ッ!嫌!!離してッ!!』
凄い力で腕を引かれる。
必死に抵抗するも身体は少しずつ前へと進み始める…
戻らなくちゃ、宗四郎の元へ…
"僕は君を信じてる、待ってるで!"
"、愛してる"
"…"
『宗四郎ッ…宗四郎…助けて…』
まだ死にたくない、彼と一緒にいたい…
でもなす術がなかった、少しずつ身体が闇に引きづり込まれかけていた。
もうダメだ…
心の中で宗四郎に愛していると伝えた。
その時だった…
「「「うちの娘に何してくれてんだ!!!」」」
突然身体が後ろに引っ張られたのだ。
捕まれてた手はその勢いで離され、目の前が眩い光に包まれたのであった。
あまりの眩しさに目を閉じた…
そして次に目を開けるとそこは…