第6章 眠り姫
「、すぐ戻るからな。待っててや」
の頭をそっと撫で、頬にキスをし部屋を出た。
小此木ちゃんから連絡が入ったんや、10号が目覚めたと…
なんでが目ぇ覚める前にアイツが目ぇ覚めんねん!
ややこしいことに、僕やないと話せえへんと言い出しとるらしい。
アイツややこしすぎるやろ…
でもしゃーない、行くしかない。
ほんまはの隣に居りたかったんやけど、きっとなら行ってこいと言うはずやから後ろ髪引かれながらも基地に戻ることにしたんや。
一応医者からも山場は越えたけど、意識が戻るかはなんとも言えやんと言われた。
正直なとこめっちゃ不安…、せやけどは絶対戻ってきてくれる…
彼氏であり、もうじき旦那になる僕が彼女を信じやんでどうするんや!!
僕は信じてる、が戻ってきてくれることを…
扉の前に立ち、自身を落ち着かせる為に深呼吸をする。
「小此木ちゃん、開けてくれ…」
「了!」
まさか10号があんなことを言うてくるとは…