第4章 動き出した9号
鳴海said
"最強の部隊の編成が終わったら、私は戦闘から完全に退くつもりだ。鳴海、防衛隊を…この国を頼んだぞ"
あの時の功さんの顔が何故か頭に焼き付いていた…
「功さん…あんたの代わりにコイツだけは…ボクが絶対に討伐する!」
絶対にコイツだけは…!!!
「アー、今日ハココまでにしヨう」
「は?」
何を言っているんだ、コイツは…
「ボク、融合直後ハ拒絶反応が出ルんダ。だからモう帰ル」
「ふざけるな!!!逃すわけがないだろ!」
飛び立とうとする9号に攻撃を仕掛け捕らえた筈だった…
「ハッ…」
「その力の有効性は対少数に限ラれるウエ、相手の防御性能が上回っタ場合…無力ダ」
ボクの攻撃は全く効かなかった…
どうする…どうすれば…
「ッ!!」
「長官を返せ!!!」
鳴海の援護に入ったのはカフカだった…