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キミの隣で…【怪獣8号/保科宗四郎】

第4章 動き出した9号


「やれやれ、大事な交渉の途中だってのに。第1部隊出動だ…蹴散らすぞ…」

今日は第1部隊として出動する。

四ノ宮さん…そして日比野さんの2人は第1部隊に移動してから初めての出動だ。

『私は日比野さんのサポートに…ッ!』

「「なっ!///」」

その場にいた隊員は全員赤面し、息を呑んだ。

何故なら…

「、お前は今日はボクの隣で戦ってもらう」

『でも…ッ!』

「隊長様の命令だ…今日こそはボクに惚れ直してもらう」

の腰に左手を回し右手はの顎をクイッと持ち上げる鳴海。

鼻先が触れ合うほどの至近距離…

恐らく、鳴海ファンであれば皆が気絶するであろう。

然しは…

「ッいて!何をする!隊長様に!!」

『何をするはこっちのセリフです』

"、今日は鳴海についてくれ。同じ専用武器を所有しているんだ、鳴海の使い方を見て学べ"

『ッ了!』

「フッ…行くぞ…」

の手をしっかりと掴んだまま歩き出す鳴海…

その後ろでは…

「東雲、落ち着け」

「ッ!分かってるわよ!(なんなのよー!あの女!!!…羨ましいー!!!!)」

興奮気味の東雲、そして彼女を落ち着かせる隊員たちの姿があった。



いつも通りの任務…のはずだった。



まさかこの任務に9号が関わっているとは…


この時はまだ、誰も気付かなかった。

そしてさらにその先にある悲劇…




それを予想できた者は誰1人いなかった。


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