第3章 譲れないモノ
「!目を覚ませ、オカッパよりもボクの方が顔もかっこいいし、強いだろ!?」
『彼はオカッパではなく、保科宗四郎です。彼は十分強いですし、私は彼の顔がタイプです』
「グサッ)絶対にボクに惚れ直させてやる!!見ておけ!!」
『はぁ…』
「はははー(まじでこの2人の関係ってなにー!?)」
2人のやり取りをカフカはただ黙って聞くことしかできなかった…
『それより鳴海隊長、四ノ宮さんが特訓の相手をして欲しいと言っていますよ』
「僕は忙しいんだ」
『どうせゲームで忙しいんでしょう、相手してあげて下さい』
「なっ!!!いつから君はそんなにドライになったんだ!!昔はそんなこと言わなかったじゃないか!(ますますボク好みじゃないか!)」
『お願いしますね、それでは私はこれで。日比野さんは頑張り過ぎないように!』
「はい!お疲れ様です、補佐官!」
「おいっ!!!まだ話は終わってないぞ!!ー!!!!」
鳴海の叫び声は基地内に響き渡った。
そしてその数秒後…
「鳴海ー!!!!!」
今度は功の声が響き渡ったのであった。