第3章 譲れないモノ
「はぁー、めっちゃ緊張した!!!」
『ふふ、お疲れ様…』
功さんに結婚の報告も無事済ませた帰り道…
よほど緊張していたのか宗四郎は疲れた表情をしている。
そういえば、2人きりで何を話していたんだろう…
気になって宗四郎に聞いてみた。
すると…
「げっ!//ああ、別に君のこと頼むでーって言われただけや!ハハッ!」
絶対なにか隠してるじゃん…
まぁでもいいか。
宗四郎も、功さんもなんだか嬉しそうだったし…
「その瞳は信用しとらんな〜」
『ふふ、バレちゃった』
「まぁ男同士の約束ってやつや!」
『はいはい、男同士のね』
"保科くん、早く君たちの子供の顔を見せてくれよ"
さっき長官に言われた言葉や。
そんなん言われたら早よ見せやんとな!
絶対恥ずかしがるやろうから、には秘密や。
の両親にも報告しに行ったし、次は僕の家族…
両親はとの結婚はえらい喜んでた。
早速来週帰るんやけど、あんまり気乗りはせえへんよな〜
あんま兄貴に会いたないねん!
顔合わせる度に嫌味言うてくるねんもん。
おまけに絶対に惚れるやん?
せやから気乗りせんねん!けど、は僕の家族に会えるの楽しみにしてくれとるんよな。
日程も決めてしもたし、腹括るしかあらへん…