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キミの隣で…【怪獣8号/保科宗四郎】

第3章 譲れないモノ


僕は今、人生最大の難関にいる。


僕の目の前には顔色を一切変えず、僕を睨みつけてる四ノ宮長官。

えっ、怒っとる?

「それで話とはなんだ」

きたで…

ここで怯む訳にはいかん!

は誰にも譲られへんのんやから。

僕は自分に喝を入れ直す…

「ッ!四ノ宮長官、さんを僕に下さい!」

たった2.3分…

僕にとってはめっちゃ長い無言の時間やった。


そしてその時はやってきた…

「、悪いが席を外してくれんか?2人きりで話がある」

「ッ!?(おいおい、まじか。僕ぶん殴られるんとちゃうん!?)」

『ッ…はい、失礼します』

から視線で頑張れと応援された。

部屋を出て行った、そして再び沈黙の時間が流れる…

冷や汗が背中を伝うのが分かった。

「ッあの…」

勇気を持って話しかけようとした時やった…

「保科、いや…保科くん」

「は、はい!」

長官がついに口を開いたんや。

緊張で口から心臓が出そうや…

冷や汗が再び背中に伝う…

「保科くん、のことを頼む。のことは彼女の両親から託されている。君であればを託しても問題ないだろう…」

「ッ!!!あ、ありがとうございます!!さんは必ず僕が幸せにします!!」

「ああ、頼むぞ…それと保科くん…」

「なっ!///も、勿論です!」

「フッ…楽しみにしているぞ」

初めて見た功の優しい顔に保科は驚いた。

それと同時に、が功にとって大切な娘のような存在なのであることを再確認したのであった。

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