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キミの隣で…【怪獣8号/保科宗四郎】

第2章 青天の霹靂


日比野さんの審判が下ってから6日が経過した…

『えっ…?』

「隊長!それはホンマですか!?」

「ああ。、お前を第1部隊へ移籍する」

青天の霹靂とはこういうことだろう。

驚く私たち。
珍しく目を見開く宗四郎に隊長は僅かに口角を上げた。

「っと言っても一時的だ。お前を日比野カフカの監視官に指名した者がいてな…まぁ行くか行かないかはお前次第だ」

「向こうのほうが人手足りてるやろ…(絶対アノ人やんけ!!アノ人まだのこと諦めてへんのかよ)」

『ッ…少し時間を下さい』

「ッ!…」

「ああ、勿論だ」

隣から視線を痛いほど感じる…

本当はすぐにでも断りたい。

だけど…

これはきっとアノ人の条件だろうと察した。

第1部隊で日比野さんを面倒見る代わりに、私を監視官にする…
アノ人らしい考えだ。

現状、日比野さんの拘束は未だ取れていない。

日比野さんを助けれるチャンス…

でも私が断れば、日比野さんは再び拘束…

それだけは避けたいのだ。

宗四郎が何も言わないのは、きっと彼もそれを分かってるから。

でも私は気付いている。



宗四郎の握り拳に力が入っているのを…


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