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キミの隣で…【怪獣8号/保科宗四郎】

第3章 譲れないモノ


「なんや結局は第1部隊に顔は出さなあかんのかいな!」

そんなことになりそうやとは思っとったけど!!

本部から戻ってくるなり、から報告を受けた。

『私、もっと強くなりたいの…だから…』

まぁの言うとることも分かる、この前の10号ん時思った。

僕たちはまだまだ強くならなあかんのやと…

「はぁ…君がそう言うんやったら僕は君を信じるまでや!無理はしたらあかんで!」

『ッ!ありがとう…宗四郎』

にっこりと微笑む。

あー、ほんまずるい! 可愛い過ぎるやろ!


「にしてもあの鳴海隊長が土下座するとはな…ビックリやわ」

『私もびっくりしちゃった…もうあんな事しないって約束してくれたし、長谷川さんも2人きりにはしないって言ってくれたから大丈夫』

の表情もどこかスッキリしとる。

鳴海隊長はまだのことは諦めとらんやろうけど、和解は出来たようや…

彼氏の僕としてはちょっと複雑やけど、から不安が消えたんはええ事や。

それに週に1回だけ第1部隊に顔出すだけならええか…

『宗四郎、今度功さんが逢いたいって言ってたんだけど…』

「げっ…せ、せやな!ちゃんと報告しやなあかんな、四ノ宮長官は君の親代わりでもあるし!!」

忘れとったー!あの人めちゃ怖いんよな。

顔が!!

迫力あるやん?

でも、ちゃんと報告はせんといかん!!

その前にのご両親にも報告しないかなあかんな。

「なぁ、明日の両親に報告しに行こか!」

『ッ!うん!』

嬉しそうな表情をするが可愛ええて堪らん…

まぁこの前、には内緒でプロポーズしますって報告はしてんけどな。

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