第3章 譲れないモノ
『あっ、そ、しろ…』
「あー!腹立つ、僕のになんてことしてくれてん!」
帰ってくるや否や今日はどうだったかと話になった。
鳴海隊長の暴走のおかげで第1部隊には行かなくて良かったことを話せば大喜びの宗四郎。
然し、そんな簡単にはいかなかった…
「ちゅーことは、アノ人に何されたんや!?…あっ!!!」
私の躰を隅々確認する宗四郎、服で隠してた首元は呆気なく見つかり…
『んんっ//ちょ、宗四郎…そんなに付けな…あっ//』
「消毒や…君は僕のモノや」
『ッ!』
開眼した彼の瞳を見て確信をした。
ああ…
今日はきっと眠れない…