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キミの隣で…【怪獣8号/保科宗四郎】

第2章 青天の霹靂


鳴海said

「鳴海、お前と言う奴は!!」

功さんの説教なんて全く頭に入らない…



青天の霹靂とはこういうことか。

の彼氏があの"オカッパ"だと!?

許せん!!!

ボクはアイツが大嫌いだ!!!

の彼氏がおかっぱと知ってつい暴走してしまった。

せっかくを第1部隊に戻せると思ったのに!!



ボクが悪い…

あの時も…


でもボクはあの頃とは違う…

ボクは最強になったんだから…



あの頃のボクはを失うのが怖かったんだ。

と一緒にいればいるほど、ボクの中での存在は大きくなっていった。

怖かった、ボクの大切なモノがまたなくなるのが…


他の女を抱いていたのは、ボクの中でこれ以上の存在を大きくしない為…

勿論最低なことをしていた、でも他の女に心移りなんて一切無かった。

は分かってくれている、だから側にいてくれたんだ…って思っていた。

でもあの日…


彼女はボクの前から姿を消した。


その時漸く気付いたんだ…

ボク自身が最強になればいい

そうすればを失う怖さなんてなくなる訳だ。

それから僕は防衛隊で最強の男になった。

なのに!!!

があのオカッパと付き合っているだと!?

おまけに婚約まで!!!!

許さん!許さーーん!!!

「鳴海、聞いてるのか!!!」

「うぇ?あ、はい、すみません…」

「はぁ…とにかくは第1部隊には行かせん。意義はないな?」

「…はい」


なんとしてもを第1部隊へ戻さなくては…

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