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キミの隣で…【怪獣8号/保科宗四郎】

第2章 青天の霹靂


「婚約か…なら"まだ"大丈夫だな」

『はっ!?』

彼の一言に思わず声が漏れる。

「だって、婚約だろ?結婚はまだしていない。それであればまだボクにもチャンスはある。違うかね?」

『なっ!ち、違います!!チャンスなんてないです!』

「まぁいい。君が第1部隊に戻ればすぐボクに惚れ直すさ」

彼のあまりの自信に私は呆れた。

それに私が戻る前提で話してるし…

「それで?相手は誰だ?」

『貴方には関係ないです』

「ある、大いにある!誰だ?…まさか…」

鳴海隊長の顔色が変わる。

まさかバレた…?

いや、まさか…

「…オカッパか?」

『ッ!!!』

「やはり奴か!!!そうとなれば絶対にダメだ!!」

『ちょっ…離し…きゃっ!!』

ドサっとその場に押し倒される。

まずい、必死に抵抗するも力で敵うはずがない…

「、君はボクのモノだ…」

『ッい"!やめて!!!』


「い"って!!」

思いっきり首筋を噛みつかれ、大きな声を上げた時だった…


「鳴海、前に言ったことを忘れたのか!!」

「…功さん…えーっとこれはーい"てっ!!!」

「、大丈夫か?」

『功さんありがとうございます…』

功さんのおかげでなんとか危険は免れた…

「鳴海、いい加減にしろ!、お前は第3部隊のままで構わない」

「はぁー!?」

『いいんですか?』

「構わん!」

そんなこんなで第1部隊に異動という話は無くなった。…はずだった…

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