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キミの隣で…【怪獣8号/保科宗四郎】

第2章 青天の霹靂


「四ノ宮キコル…礼儀も身なりも勤勉さも品位もボクは君に求めない。要求は1つだ…」

『はっ!』

「えっ!」

ヘリから飛び降りる鳴海…

そのまま一直線に怪獣の元へと真っ逆さまに…

そして…

鳴海の専用武器が怪獣の身体に刺さり、引き金を引いた一瞬だった。

"グァアアア!!!!"


怪獣の身体は爆発し、血の雨と共に内臓などが飛び立った。

「要求は1つだ、圧倒的な"実力"を示せ…行儀の良い無能はいらん」

『ッ!』

「あっ…面白いじゃない」

鳴海の一撃で全てが終わったのであった。



「あっ…あの…」

『急にびっくりしたよね、ごめんなさい』

一方、ヘリで待機していたとキコルは気まずい空気だった。

理由は数分前のことだった…


『ッ!鳴海隊長!!私も戻らなくちゃっ…ッん!!!』

「なっ!///」

「ちゅっ)煩い、分かってるだろ。今から戻ったって遅いことくらい。今日はお前は大人しくボクの部隊にいろ。じゃないと今度は舌突っ込むぞ」

『ッ…分かりました…』

キコルの前にも関わらず…にキスをする鳴海。

勿論キコルはと鳴海の関係性を知る由もない、なんなら現在は保科と付き合っているのだ、気まずさしかない。

は決心する…

『四ノ宮さん、実は私と鳴海隊長は昔…付き合ってたの。勿論今はもう別れてる。だからさっきのことは…』

「も、勿論!分かってます!!忘れます!!」

『ご、ごめんなさい…』

キコルの気遣いには申し訳さでいっぱいであった。


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