第2章 青天の霹靂
「、自分が何言うてるんか分かっとるんか?」
自分の聞き間違えかもしれん。
でも確かには言うた、着けやんでええって。
嬉しい反面、なんで急にそないなこと言い出したんか不安にもなった。
それを察してかは…
『私は宗四郎のだよ…』
恥ずかしそうににっこりと微笑むにめっちゃ泣きそうになった。
行ってこいって言うたものの、不安しかあらへんかった。
が僕の隣からおらんくなってしまうんやもん。
信じてる、絶対帰ってくるって…
それでも…不安にはなるもんや。
あんまり出してへんつもりやってんけどな…
「…めっちゃ嬉しいけど…やっぱりあかん!!君を…僕の都合でナカ出しして、薬飲んでしんどい思いさせたあらへん」
ないに等しい理性をなんとか保つ…
せやけどそんな努力もの一言で潰れた。
『宗四郎のモノって躰のナカに刻んで欲しいの…私も不安なの。私がいない間に他の人好きにならないかなって…』
あー、もうあかん。
なんでこんな可愛ええねん、僕の彼女は…
それなら今言おう…
僕は決心をした…
「…結婚しよ?」